エンジンの中に少しずつ溜まっていく「カーボンデポジット」。名前は聞いたことがあっても、その正体や、なぜ溜まるのかまでは知らない方も多いのではないでしょうか。第1回は、カーボンデポジットができる仕組みを解説します。
エンジンは「燃料を燃やす力」で動いている
車に限らず、エンジンはガソリンや軽油など、いわゆる化石燃料を燃焼させ、その燃焼エネルギーを動力として伝えることで回っています。
また、エンジンの中には金属どうしがこすれ合う部分もあるため、摩擦をできるだけ小さくするために、オイルによる潤滑も行っています。
つまりエンジンの燃焼室の中には、燃料と、潤滑のためのオイルの両方が関わっているのです。
燃え残った燃料やオイルが、燃焼室に溜まっていく
ガソリンエンジンでは、燃料はスパークプラグの火花を起点に、放射状に燃え広がっていきます。
このとき、火が届ききらない部分には、燃え切らなかった燃料(未燃焼の燃料)が残ります。この燃料やオイルが燃焼室の金属面に付着・固着することで、少しずつ堆積していきます。
カーボンデポジットとは
燃え残った燃料やオイルが、エンジンの燃焼室の金属面に付着・固着して堆積した「カーボン汚れ」のことです。
カーボンデポジットは、エンジンを使っている限り少しずつ溜まっていくもので、普段のオイル交換だけでは取り除くことができません。
この記事のポイント
- エンジンは燃料を燃焼させた力で動き、オイルで潤滑されている
- 火が届ききらない部分に、燃え残った燃料が残る
- 燃料やオイルが燃焼室に付着・固着して堆積したものが「カーボンデポジット」
次回は、カーボンデポジットが特に溜まりやすい乗り方について解説します。
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